内向型=社交が苦手?内向型が何か考えてみる。

内向型

内向型と聞くと
シャイ、人見知り、大人しい、社交が苦手などの
言葉を思い浮かべる人は多いと思います。

私も、その一人でした。

内向型の一般的な定義

内向型・外向型という概念はスイスの精神科医カール・ユングが提唱したものだそうです。

彼は関心の方向がどこに向いているか、によって人を分類しました。

これが内向型と外向型の基礎となる考え方、

・内向型は関心やエネルギーが自身の内面に向かう
・外向型は関心やエネルギーが外部の客体に向かう

となったそうです。

そしてその概念をヒントに心理学者ハンス・アイゼンクが科学的・統計的に人の性格を研究。

ハンスは外向型・内向型の違いを脳の働きの違いとして科学的に捉え直しました。

それを現代に至るまでに多くの心理学者が日常の言葉に翻訳した結果、

内向型は社交によって疲弊(エネルギーを消費)し、一人でいることにより回復(エネルギーを充電)する傾向にある

が一般的な定義として広まっていきました。

シャイ、人見知り、大人しい、社交が苦手というのは上記のような傾向の結果そう見えている、というだけであり
シャイだから内向型、人見知りだから内向型というような定義は、実は無いのです。

▼内向型と外向型の脳の仕組みが気になる方はこちら▼

なぜ内向型は社交で疲れるのか?それは脳の仕組みに関係していた
内向型は社交で疲れてしまいます。社交が苦手とか嫌いだからではありません。脳が社交という刺激を処理しているだけなのです。

疲弊の原因は社交だけではない

多くの人に知られている定義として
社交、つまり他者との交流により疲弊するとされていますが、実は社交だけが疲弊の原因ではありません。

内向型の多くが感じる疲弊の原因は、例えばこんな場面にあります。

・慣れない場所や初めての場所に行く
・人混み
・人の話し声
・視線の多い場所
・同時に複数の作業を行わなければいけない状況

内向型の皆さんの中に心当たりのある方もいるかもしれません。

ではなぜ、「社交」とまとめられているのか。

私たち人間は人との交流を避けられません。
だからこそ、 “社交”という言葉でまとめられることが多いのだと私は考えます。

「内向型か外向型か」は「白か黒か」ではない

完全な内向型、完全な外向型というものは存在しないとユングは言っています。

私は内向型です、と言っても
それは図でいう「100%内向型に位置している」という意味ではなく
「100%寄りのどこかに位置している」という意味だと認識するのが正しいと私は思います。
外向型も然りです。

黒か白か、0か100か、ではなくグラデーションの中のどこかに位置している、
そんなイメージがピッタリかと思います。

内向型が社交で疲弊することは事実ですが
どんな方法の、どの程度の社交であれば疲れにくいのかという程度の違いは存在します。

新しい人と出会うような社交の場は疲れるけど、
1時間もしくは半日なら平気という人がいれば、10分でもキツイ・・・という人もいます。

気の合う友達一人や二人となら一泊二日の旅行も大丈夫という人もいれば、
どうしても一日の終わりには一人きりになりたいと考える人もいます。

つまり内向型人間が集まったとしてもみんなが同じ出来事で同じだけ疲れる、ということは無いのです。

このことから全て「程度の問題」だと私は考えるようになりました。

例えば私が友達と会う時は「ランチしよう」と約束をして外で会い、
その後に買い物、カフェ、そして夕飯を一緒に食べる流れになることがあります。

この時、実は夕方にはクタクタになっています・・・。
どれだけ仲のいい友達で、どれだけ楽しいと感じていても、です。
脳のバッテリーがしゅんっと落ち込んでエネルギーが減っていくのが分かるのです。

もしランチの後にどちらかの家にお邪魔してゆっくりくつろぐのであれば
多少はエネルギーを温存できると思います。
(それでも夜には早く帰りたいと思うでしょう。)

もし最初からランチだけ、と決めているのであれば
限られた時間の中でランチを最高に楽しみ、疲弊することなく晴れやかな気持ちで友達と別れ、帰宅後の静かな一人時間も最高に楽しむと思います。

自分に合った程度=適度を見つけることの重要性

自分が内向型人間なのか、外向型なのかを認識することは人生を生きやすくするための大事な要素だと私は考えます。

ただ「私は内向型だから○○だ」と決め込んでしまうのはあなたの可能性を閉じてしまうことに繋がりかねません。

先に書いた私の例のように、
自分はどんなことで疲弊しやすいのか、
どこまでなら平気なのかという適度を見つけることが
私たち内向型の生きやすさに繋がるのだと思います。

ぜひ皆さんもご自身の経験を振り返ってみてください。

楽しいと感じているのに疲れを感じてしまう、
そんな経験があったなら
それはあなたの脳からのサインかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました